(旧)紺碧の海

［答］
４

［解説］
１９３６年に行われた「ヒンデンブルク」の１０回のフランクフルト・レークハースト往復の最終回に、フランクフルトに帰航する前日に、米国の名士を招待して「百万長者の飛行」が実施されました。
これはドイツ・ツェッペリン・運航会社（ＤＺＲ）と、同船に浮揚ガスとディーゼル燃料を供給していた石油会社（ＥＳＳＯ）で共催されました。
招待客はニューヨークから特別編成の寝台列車でレークハーストに運ばれました。
離陸してボストン・ニューヨークなどを１０時間あまりかけれ遊覧し、ツバメの巣のスープやテンダーロイン・ステーキなどの料理のあとはトルコ・コーヒーが出されたと言われています。
第一次大戦のエースであったリッケンバッカーは、当時イースタン航空の総支配人をしていました。
「グラーフ・ツェッペリン」の世界周航にも乗船したチャールズ・ローゼンダールはご存じのように米海軍飛行船隊の司令でした。
ネルソン・ロックフェラーは石油メジャーの御曹司で、のちにニューヨーク市長、合衆国副大統領にもなった人物です。
自動車王ヘンリー・フォードも招待されていますが、この航行には参加していません。