2010年07月16日
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飛行船四方山話(189):「グラーフ・ツェッペリン」の船内通路
ダイニングを兼ねたラウンジ以後は乗客用区画であった・・
[区分]設計:配置
[難易度]初級
[問題]
「LZ127:グラーフ・ツェッペリン」の洗面所は乗客用キャビンの後端にありました。
操縦室にいる乗務員が洗面所に行くときはどう決められていたのでしょうか?
1.海図室を通って無線室と厨房の間からラウンジに入り、乗客用通路を経て洗面所へ
2.寒い操縦室に長時間当直するので操縦室に簡易式洗面所があった
3.海図室後壁の垂直梯子を上って乗務員区画の洗面所へ
4.海図室後壁の梯子を上って乗務員通路で後方に行き階段で洗面所へ下りた
[答]
4
[解説]
「LZ127:グラーフ・ツェッペリン」では「LZ120」型、「LZ126」に倣って乗客用区画は操縦ゴンドラの後部を延長して設けられていました。
そして航洋客船にならって、乗客用キャビンとその通路、それに唯一の公室区画であるダイニング兼用ラウンジは乗客専用スペースとして設計されました。
乗務員の居室は、貨物室、郵便物区画などとともにゴンドラの天井裏にあたる主船体通路の両側に設けられています。
従って乗客の居る昼間、洗面所に行くには主船体を縦通する通路で後方に行き階段で下りていました。
この近くにはジャイロコンパスの本体であるジャイロが設置されていました。
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