2010年06月16日
*** 当ブログは2014年5月末に引っ越しました…新しい「紺碧の海」はこちらです ***
飛行船四方山話(162):金門湾
サンフランシスコ湾・・・
[区分]航行:世界周航
[難易度]初級
[問題]
「グラーフ・ツェッペリン」は世界周航の途上、1929年8月25日の夕刻5時過ぎにゴールデンゲート上空を通過しました。
湾内の船舶は汽笛を鳴らし、路上の自動車はクラクションを鳴らして歓迎しました。
このとき、ゴールデンゲート橋はどんな状態だったでしょうか?
1.交通麻痺が予想されたので通行禁止になっていた。
2.当時まだ建設中であり、2本の主塔のみ建っていた。
3.建設工事中でメインケーブルが張られていた。
4.未着工で人造建造物のない、ただの湾口であった。
[答]
4
[解説]
1929年当時、ゴールデンゲートには何も建っていませんでした。
ゴールデンゲート橋の建設が始まったのは1933年のことで1937年に完成しました。
パンアメリカン航空の、シコルスキーS42やマーチンM130など、クリッパーと呼ばれていた大型飛行艇の背景に工事中のゴールデンゲート橋が写っている写真を見かけることがあります。
ゴールデンゲートという地名は19世紀に起きたゴールドラッシュとは無関係ということです。
ゴールデンゲート橋は1964年にニューヨークのヴェラザノ・ナローズ橋が出来るまで世界最長の吊り橋でした。
6車線の車道のほかに歩道があり、歩行者と自転車は無料で自動車は南向きのみ料金が徴収されます。
中央分離帯は移動式で朝の通勤時間帯は南向きが4車線になります。
"飛行船四方山話(162):金門湾"へのコメントはまだありません。