2010年05月13日
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DELAGとLufthansaの連携
南米定期航空路で、「グラーフ・ツェッペリン」を運航していたDELAGAは、コンドル・シンジケートと連携して、リオ・デ・ジャネイロから先へ乗客や郵便物を届けていたが、航空郵便ではルフトハンザとも連携運航していた。
「グラーフ・ツェッペリン」がフリードリッヒスハーフェンを午後10時に出発すると、翌日の昼前にベルリンを出発したルフトハンザの「稲妻ハインケル」がカナリア諸島のガンド空港(現在のグラン・カナリア国際空港)へ南米向けの郵嚢を届けていた。
スペイン沿岸沿いに航行してきた「グラーフ・ツェッペリン」は高度100メートル前後で向かい風になるように近づき、荷馬車に乗せてあった郵嚢をカラビナ付きのザイルで引き上げてリオ・デ・ジャネイロまで届けていたのである。
郵嚢の重量は100キログラムが上限で、これを越える場合は複数に分けて扱っていたという。
見出しの切手は、その「ハインケル70」高速郵便機である。
当時は飛行機の航続距離が短く、大西洋は渡れなかったので、ドルニエの飛行艇「ヴァル」は大西洋に「ヴェストファーレン」などカタパルト付きの中継船を配備してアフリカ大陸と南米大陸の間の航空郵便を届けていた。
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