2010年04月13日
最後のパッセンジャー・ライナー
もう、前回下船して3年半になる。
2006年5月に「クリスタル・シンフォニー」でエーゲ海クルーズを終えてヴェニスで下船したあと12月に「飛鳥Ⅱ」でワンナイト・クルーズに乗って以来である。
クルーズから引退した「クィーン・エリザベス2」はドバイのパーム・ジュメイラでホテルシップにすると売船されたが、どうしているのだろう?
ドバイのプロジェクトの先行きに陰りが見えて、アフリカで開催されるサッカーのワールドカップでホテルシップになるという噂もあったが、その後そんな話も聞かれなくなった。
「QE2」は最後のパッセンジャー・ライナーであった。
最近建造されたクルーズ船は、乗客用キャビンが大型アパートのように並んでいるが「QE2」のアコモデーションは、大西洋横断定期客船のように複雑であった。
続き部屋もあったし、2階のある部屋もあった。ツインルームばかりでなく、いくつかのクラスにシングルルームもあった。
ベランダ付き、角窓付き、丸窓付きなどのアウトサイドだけでなくインサイドにも乗客用キャビンがあった。通路は複雑でデッキによっては迷路のようであった。
だから、寄港地に上陸するときなど曲がりくねった通路や階段の踊り場で待たされることになる。
レストランも、キャビンカテゴリによりクイーンズ・グリルからモーレタニア・レストランまで数ヵ所あり、クイーンズ・グリルやプリンセス・グリルはバーやラウンジを通って入ることになる。
2回制のモーレタニア・レストラン以外は、その時間帯であれば何時行っても良かった。
これはクイーンズ・グリルの冷製スープである。
キャビアには、貝のスプーンが付いていた。
ワンデッキ船尾のプールである。
この上のクォーター・デッキにもプールがあったが、後に改装され、リドビュッフェになった。
ザ・パヴィリオンから見た屋外プールである。
シックス・デッキ、セブン・デッキには屋内プールがあったはずである。
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