2010年02月14日

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「21世紀を生きる君たちへ」

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対訳「21世紀を生きる君たちへ」を見つけた。

2007年に司馬遼太郎記念館を訪問したときに、遼太郎が小学校6年生の国語教科書(平成元年版)に書き下ろした文章であると知った。

文化勲章受章者のドナルド・キーンが英訳している。

江戸時代の武士階級や町人たち、それに著書「坂の上の雲」に書いたように明治・大正のころまでの日本人に好感を持っていた遼太郎であるが、自分も巻き込まれてしまった昭和の軍閥時代、それに資本主義の悪い面が目立ち始めた戦後の日本を憂いていた。

その彼が、21世紀の日本を担うことになる子供たちに託した願いをじっくりと読んで見たいと思う。

ドナルド・キーンはコロンビア大学で日本語を学び、松尾芭蕉の「おくのほそ道」を英訳し解説するなど日本文学に造詣が深く2008年に文化勲章を受章しているが、遼太郎との対談も複数出版されている。

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