2010年01月24日
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ブルーリボンの起点・終点(承前)
燈台船はニューヨーク港外のアンブローズ燈台船、リバプール港ドックの並んでいるマージー川沖に浮かぶ赤塗りのバー燈台船、ウォーターフォードのカニングベッグ燈台船の外にもポイントとなる燈台船はあった。
アイルランド・コークの近く、クインズタウン(コーブ)の湾外にはドンツ岩礁があり、そこにはドンツ岩礁燈台船が設置されていた。
上図で赤の十字が3つ見えるが、一番右のマークがドンツ岩礁燈台船である。
コーク湾の中にコーブ島があり、そこにコーブの町がある。
1849年にヴィクトリア女王が訪問したことを記念してクイーンズタウンと呼ばれていた町である。
そのコーク湾から出たところに燈台船が置かれていたのである。
瀬戸内海には岩礁が多く、沢山の燈標が立っているが日本では燈台船は少ない。私の推測では岩礁の場合、燈台や燈標を立てる基盤があるが、イギリスのアイリッシュ海やマージー川などでは川底に数十メートルものヘドロが堆積していて、錨も利かないところがあるからではないだろうか(1999年にクリスタル・シンフォニーでリバプールを海から訪問したときに、K航海士から聞いたところでは、低質が悪いために停泊している間中、スラスタを利かせて定点保持していたそうである)。
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