2010年01月13日
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大陸間運航は客船から飛行船へ
1929年7月に、北ドイツロイドのスーパーライナー「ブレーメン」が北大西洋航路にデビューしたときに、西航・東航ともに速度記録を更新して、20年間イギリスのキュナードが保持していたブルーリボンを奪還した。
この頃、定期空路に就航している飛行機は客席4席のユンカースF13に、乗客9名を乗せることが出来るユンカースG24が加わった程度で、とても大西洋を運航できるような状況ではなかった。
同年8月に世界周航を達成した硬式飛行船「グラーフ・ツェッペリン」は、地中海飛行やモスクワ飛行、北極探検飛行などを行っていたが、1931年からヨーロッパと南米ブラジルを結ぶ定期航空に就航した。
同飛行船は1937年までに63回南米飛行を実施し、大西洋を126回横断しその間に3360名の乗客を乗せており、8年9ヶ月に及ぶ運用期間中に一人の人命も損なうことはなかった。
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