2009年12月24日

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「グラーフ・ツェッペリン」世界周航時の乗船客(9)

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藤吉直四郎少佐は福岡県出身、1916(大正6)年に海軍兵学校を卒業した飛行船搭乗員であった。

日本政府代表として、フリードリッヒスハーフェンから霞ヶ浦まで「グラーフ・ツェッペリン」に乗船している。

1937年には空母「加賀」の副長を務め、翌年海軍大佐になった。
その後、佐世保、筑波などの航空隊司令を歴任し、1941年12月10日のマレー沖海戦では、鹿屋航空隊司令として一式陸攻27機を率いて、元山航空隊、美幌航空隊の96式陸攻とともに英国東洋艦隊旗艦であった戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」、巡洋戦艦「レパルス」を雷撃、撃沈している。
その後、引き続き内地の航空隊司令を務め、1944年5月1日に海軍少将になり、終戦時は土浦航空隊司令兼航空廠要員研究部長であった。

霞ヶ浦からロサンゼルスまでは草鹿龍之介少佐が乗船している。


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