2009年12月04日

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藤井厳喜著「NHK捏造事件と無制限戦争の時代」

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アマゾンで標記書籍を入手した。

平成21年4月5日、NHKは「JAPANデビュー」という歴史ドキュメンタリー・シリーズの第1弾「アジアの"一等国"」を放映した。
ところがこれがとんでもないインチキ番組、捏造番組であった。

東京・渋谷のNHKのまわりには大勢の人が集まった。この番組を放映したNHKに抗議する人達であった。

その後もデモは続いている。

僅か2週間の間に8389人の原告団によりNHKを告訴する集団訴訟が起こされた。
その後も続々増えており、平成21年8月3日には10001人に達したという。

台湾には今でも日本語で短歌を詠う「台湾歌壇」があるが、この台湾歌壇からも60名もの署名があり、11首の短歌が添えられた抗議書がNHKに送られた。

内容についてはほかのウェブサイトで見て貰うことにしてここで再掲はしない。

この番組のHディレクターは、あまりにも強い抗議に台湾に行き、インタビューをした人々に謝罪し、抗議を取り下げるようにお願いに行っている。
しかも、そのことをひた隠しにして、あの番組の放送は特に問題はないなどと嘯いている。

藤井氏の著書は、NHKがここまで酷い捏造を行うのはなぜかをその他の事例を挙げて説明している。

この本が発禁処分にならなかったのは思想・表現の自由が守られているからであると思う。

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