2009年12月01日

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フリードリッヒスハーフェンで逢った2人のアメリカ人

Friedrichshafen.jpg

1937年の夏に、フリードリッヒスハーフェンで若いアメリカ人同士が逢った。

レークハーストで「LZ129:ヒンデンブルク」が爆発炎上してまだ2ヶ月後のことである。

一人は、ヒットラーの台頭で戦雲の兆すヨーロッパを自転車旅行していたダグラス・H.ロビンソンであった。

もう1人は、アクロンのグッドイヤー・ツェッペリン社からツェッペリン飛行船製造社に派遣されていたハロルド・G.ディックである。

ハロルド・ディックはツェッペリン飛行船で22回も大西洋を横断しているほか、ドイツ人以外で「LZ129:ヒンデンブルク」の試験飛行に乗船した唯一の人物でもある。

「大型旅客用飛行船の黄金時代:グラーフ・ツェッペリンおよびヒンデンブルク」は2人の共著になっているが、おそらくディックが執筆しロビンソンが査読・校正したものであろう。

このほど、ロビンソンが著した「LZ129:ヒンデンブルク」が手許に届いた。
ちょっと読んでみると文体がかなり違う。

この本の内容は
◎フリードリッヒスハーフェンへの巡礼
◎その当時、巨大な飛行船がいた
◎「飛行船では飛行するのではなく航海するのです」
◎巨大飛行船のなかの生活
◎レークハーストの悲劇
◎飛行船用ディーゼルエンジン
となっており、活字のポイントを下げて本文に近い文字数で、DELAGの飛行船インストラクションの抜粋が掲載されている。

少し消化不良気味であるがこれから読み進めて行くつもりである。

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