2009年11月21日
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「ツェッペリン:1908〜2008年」
標記の書籍が昨夕、手許に届いた。
予想していたものとは異なるものであったが、貴重な図表やデータが沢山載っている。
但し、飛行船の船影はほとんど掲載されていない。
この本は2009年1月に発行された。
内容は、ツェッペリン・コンツェルンおよびフリードリッヒスハーフェンの街に関する100年の歴史を10名以上の執筆者によって書かれたものである。
ツェッペリン飛行船製造社、マイバッハエンジン製作所、ドルニエ航空機製造など各工場の生産量、従業員の推移、第二次大戦で空襲を受けた被害などがそれぞれの見地から記述されている。
註のページだけで50頁近く、図表の出典も明記されている。
これは同書に掲載されていた、当時のフリードリッヒスハーフェンの市街地図である。
飛行船格納庫や発着場に隣接してツェッペリンドルフが建設されている状況や、いまツェッペリンNTの基地となっているアルマンシュヴァイラーにはドルニエ航空機の工場があったこと、それに現空港も工場跡地であることもよく判る。
また、1944年7月20日に受けた爆撃の弾痕を示した地図や、その爆撃で奇跡的に残った飛行船を抱えた幼児を象ったツェッペリン噴水の写真も廃墟となったクアガルテンホテルの画像もある。
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