2009年11月20日
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ガイセンハイナー著『「グラーフ・ツェッペリン」の世界周航』
1929年に「LZ127:グラーフ・ツェッペリン」の世界一周飛行にフランクフルト新聞から特派員として乗船したマックス・ガイセンハイナー氏の著書が手許に届いた。
80年前に発行された110頁あまりのペーパーバックである。
よく残っていたものと思う。
送り状の日付を見ると2009年9月28日となっている。
何処を迷い歩いていたのであろうか?
写真が70余と挿絵が数駒載っている。
紙質も印刷もよくないが貴重な写真が含まれている。
シベリア、日本沿岸鳥瞰写真および地上の情景、金門橋の掛かる前のサンフランシスコ、ロサンゼルス、カンザスシティ、シカゴ、レークハーストに参集した見物人など非常に興味のある写真が掲載されている。
ちなみに、フリードリッヒスハーフェンから飛び立ったときの乗客20名のうち、乗船料を払って乗船したのは2名だけで、新聞社・出版社の特派員が8名、報道写真家が2名、その他の8名は通過する各国の政府代表と極地探検家であった。
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