2009年11月04日

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台湾のスタンプ(9) 新北投

Stamp_ShinHokutoh_1.jpg

北投から谷間の北投温泉まで1区間だけの北投線があった。

現在のMRTでもそうであるが、当時も台北から乗り換えなしで新北投までの列車も編成されていた。
当時の淡水線は蒸気機関車による汽車(火車)も走っていたが、客車の前や床下にガソリンエンジンを搭載した「ガソリンカー」が汽車の軌道を走っていた。
台北から新北投に通っていたのは編成はガソリンカーであった。
1、2輌で蒸気機関車を引くのは大袈裟であったが、それより新北投の駅にはそんな長いプラットホームはなかったからである。

北投の地熱谷は日本の温泉に較べて、非常に高温である。
幼い頃、母に手を引かれて傍を通ったときは怖かった。

上のスタンプは入浴している日本髪の女性が描かれているが、背景には士林のスタンプにも描かれていた紗帽山が描かれている。立木は想思樹であり、木炭の材料として植林されていたと片倉氏の著書「台湾風景印」に解説されていた。

下のスタンプはタオルを表した変形スタンプである。
背景は大屯山系であるが、同書によれば川面に描かれているのは花びらという説と湯ノ花という硫黄の結晶という説があるそうである。

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