2009年10月06日
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実習船「豊潮丸」体験乗船(3) 出遭った艦船(2)
石播呉造船所の南隣、練習艦隊司令部・第4護衛隊群司令部などに近いEバース・Fバースには、第12護衛隊のはつゆき型護衛艦「やまゆき(DD129)」など数隻繋船していた。
そのに右あるSバース周辺には涙滴型潜水艦が8隻繋船されていた。
中央にX舵を見せている潜水艦は今年3月30日に三菱神戸で竣工し、第1潜水隊群第5潜水隊に配属に配属されたばかりのAIP潜水艦「そうりゅう(SS501)」である。潜水艦は防諜のため、竣工式が終わるとセールに描かれていたペナントナンバーを塗り消しているが、現在配備されているX舵潜水艦は本艦1隻しかいない(2番艦「うんりゅう(SS502)」は公試運転中であり、来年3月に竣工の予定である)。
ここに繋留されている潜水艦の多くがディーゼル機関を駆動していた。
基地に戻ると常に消費した電力を補うために主蓄電池を充電しておくのである。
Sバース、Aバースの右、日新製鋼呉製鋼所の前に差し掛かったとき、掃海艇が単縦陣で帰ってきた。
呉地方隊、阪神基地隊の第42掃海隊である。
「つきしま(MSC674)」の背景に海上保安大学校が見える。ここは戦前、潜水艦隊の基地であった。
広島市は写真の正面方向にあたる。
「まきしま(MSC677)」の写真の背景は江田島である。現在、江田島と能美島は繋がっているが昔は別の島で能美島は佐伯郡に、江田島は安芸郡に属していた。現在は江田島市になっている。
船で広島に通勤、通学する人も多い。
呉には小用から連絡船が出ている。
殿の「くめじま(MSC676)」である。
以前は対岸の江田島で廃艦になってスクラップされているのを見かけたことがある。
今はどうなのだろうか?
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