2009年10月05日
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実習船「豊潮丸」体験乗船(2) 出遭った艦船(1)
今回はこの航海で出遭った船や見かけた艦船を紹介する。
まず繋船していた「豊潮丸」の右舷側に掃海管制艇「MCL726:おぎしま」が繋留されていた。
同型船が接舷していたのでペナントナンバーは見えなかったが「MCL727:さくしま」であろう。
この艇種は、手前に見えるスウェーデン製自航式掃海具SAMの母艇として新設されたもので、両艇は「はつしま」級掃海艇「MSC666」、「MSC671」であったがSAM母艇に変更されたものである。
手前にそのSAM(Self-Propelled Acoustic and Magnetic)が3基繋留されている。
掃海管制艇は1隻で2隻のSAMを管制する。
SAMは双胴で重量26トン、母艇からの無線誘導により速力8ノットで磁気/音響複合掃海を行い、掃海標識の設置も出来るという。
呉港を隔てた向かい側は呉海軍工廠を呉造船所から引き継いだ石川島播磨重工業の造船所があり、建造用船渠の前には建造中の新造船が艤装工事中であった。
船首船名は「瀬田川」と読める。
背景の山は、阿賀地区・広地区を隔てる休山である。
戦前は要塞地区で立入禁止であったが、今は呉、音戸、阿賀を展望できるハイキングコースとなっている。
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