2009年09月20日

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台湾のスタンプ(3) 基隆

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台湾北部を代表する基隆港の鉄道スタンプである。
以前大陸はジャンクが淡水河を溯って台北の萬華辺りの河岸に荷揚げしていたそうであるが、淡水河の堆積に従って、航洋船舶は淡水港にも入港し難くなった。
それでも戦前は、淡水に税関があり、木村という水先人(パイロット)も居たそうである。
淡水港が外航に使えなくなったので、基隆の港湾施設が整備され主要港となった。
しかし、外航船・内航船に加えて艦艇や巡視艇、それに漁船も多く、現在飽和状態となっている。
そのため、淡水の対岸八里に大規模な埋立を行いコンテナヤードが建設されつつある。

基隆港の客船埠頭は掘り込まれた湾の一番奥にあり、鉄道の駅はその真向かいにある。
戦前は駅前に、初代台湾総督樺山資紀の像が立っていたそうであるが、私が1995年にクルーズ船「飛鳥」で入港したときには雨合羽を着た蒋介石の銅像が立っていた。
いまはどうなって居るであろうか?

このスタンプは客船埠頭に接岸している汽船が描かれており、背後に基隆の地名の由来になった鶏籠山も描かれている。

Stamp_Keelung2.jpg

このスタンプは外航船を強調されたものであるが、鉄道引込線も描かれている。

両方のスタンプの手前中央に珊瑚が表示されているが、この近くは珊瑚はこのあたりの特産品であったという。

Stamp_Keelung3.jpg

このスタンプは郵便局のいわゆる風景印である。

1934年に竣工した基隆合同庁舎も描かれている。

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