2009年08月09日
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己丑台湾紀行(9) 生まれ故郷:淡水
この絵は淡水河の北岸、淡水の街の中心部である。
縮尺したので字が小さくて読めないが、図中の説明文字は日本語である。
右に描いてあるのがMRT淡水駅である。
戦前の淡水線の駅もこの近くであった。
街はそこから西の方に広がっている。
駅前から北に登っている街路が中山路・中山北路である。
この近くに父の勤めていた公学校・男子校があった。
その途中から西へ延び、斜めに河岸に下る中正路は戦後作られた道である。
駅からその合流点までは老街と呼ばれている。
図の左端は紅毛城である。
旧英国領事館も紅毛城の域内になっている。
そこから北に上がるとマッカイ博士が設立した神学校、真理大学、淡水女学校など文教地区となっている。
淡水には駅の近くに淡江大学もあり、ここには海事博物館もある。
紅毛城・英国領事館の裏手は台湾で最も歴史のある淡水ゴルフクラブである。
むかし住んでいたのは、このイラストの中央に近い斜面に建っていた公会堂であった。
下の街からガジュマルの木陰を登ったあたりであったと見当をつけて何度も歩いているのであるが、建物が消失していることもあってはっきりとした位置が判らない。
ボールペンでクエスチョンマークをつけた付近ではないかと思っていたのである。
その場所が今回の訪問で確定できたのである。
お世話になった博物館のガイド氏には機会があったらお礼を言おうと思っている。
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