2009年07月10日
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ショート・エンパイアS-23(切手:14)
バーミューダで発行されたショート社S-23型飛行艇エンパイアの切手である。
当時世界にまたがる大英帝国の国内エアメールを追加料金なしで届けることをめざして1934年に決定されたエンパイア・エアメール計画により開発された飛行艇で、インペリアル航空が運航することになっていたが、まだ設計図と仕様書しかないショート社の社内番号S-23に28隻もの大量発注が行われた。
初号艇「G-ADHI:キャノパス」は1936年7月4日に進空した。
各艇につけられた固有艇名が、すべて「C」で始まっていたことから一般には「Cクラスボート」と呼ばれていた。
この「キャバリア」は、第4号艇でバーミューダ・ニューヨーク線に就航した。
郵便物1.5トンのほか、22名程度の乗客を乗せ、艇内にサロンと観葉植物の鉢を置いたプロムナード、それに2個所にトイレが用意されていた。
日中飛行し、夕刻になると寄港地に着水し、ディナーから朝食までのホテル宿泊サービスも料金に含まれていた。
この切手の下辺には「バーミューダ・ニューヨーク線を開設したショートS-23キャバリアの繋留状況」と説明されている。
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