2009年07月08日

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船好きいろいろ

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船好きにも色々な人がいるものである。

書籍や写真集を見較べて船体塗装や檣などの小さな違いを見つけて、何時・何処で撮影されたかなど個船の履歴を追跡したり、同型船の外観や仕様の違いを調べることを楽しみにしている人がいる。

このような趣味の人を書斎派と言うならば、船旅派と言ったら良いのだろうか、実際に船に乗って航海を楽しむ人たちもいる。

乗る船によってヨットやモーターボートを運転したり、離島の連絡船に乗ることが楽しみな人や、貨物船に便乗して世界を回る人も、釣りを楽しむ人にとっては船に乗ることは目的でなく手段なのであるが、船に乗ることを楽しみにしている人にもいろいろあるようで、地方の遊覧船や港内観光船に乗って移りゆく景色を眺める人もいれば、レストラン船で料理やワインを楽しむ人もいる。

船旅が好きという人のなかにはクルーズ船の常連も多い。

クルーズ船愛好者も様々である。
外国の高齢者、特につれあいを亡くしたご婦人にはずっとクルーズ船に乗り続けている人も居ると聞いている。
気持ちは判る気がする。
三度々々の食事はルームサービスで、部屋の掃除もタオルやシーツの交換もこまめにやってくれるし、繰り言もニコニコしながら聞いてくれる。
身の回りの世話を焼いてくれても遺産狙いなどではない。

しかし50代、60代で元気な何処かの国のクルーズ愛好家のなかには、朝食のメニューから添乗員におんぶにだっこで、食事がすむと「こんどは何処に行くのですか?」と、その日のイベントから予定を伺うのである。
こんな人が少なくないのだから不思議である。
添乗員も面倒くさいからショア・エキスカーションなどは勧めない。
見ているとどちらがお客だか判らない光景も見かけることがある。
お客の方も、その添乗員を困らせるのが楽しみと言う人も稀ではないようである。
せっかくクルーズに乗っても、こんな情景を見ると楽しみも半減である。

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船好きと自称する人のなかには、船の写真を撮ることが好きな人や模型を作る人、それにメニューや絵はがき・船内新聞などのコレクターもいる。
この写真はペーパーモデル作家、大澤浩之氏の製作した天洋丸のペーパーモデル(1/200)である。

見出しは世界の船好き同好会の一つ、ワールド・シップ・ソサエティの機関誌マリン・ニュースである。


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