2009年05月03日

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(ブレーメンとオイローパ:30) クルダスの「世界の客船:第3集」

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ドイツの海事研究家アーノルド・クルダスは何冊もの名著を残している。
「北大西洋のブルーリボン(Das Blaue Band des Nordatlantiks)」も「世界の客船シリーズ(Grossen Passagierschiff der Welt)」も英訳されて世界中で読まれている。

さすがに、ドイツのHAPAGやNDLに関する事項に関しては、彼の著書なくしては語れない。

「ブレーメン」、「オイローパ」両船はキュナードのモレタニアが保持していたブルーリボンを20年ぶりにドイツに奪還したことはよく知られた話であり、クルダスの「北大西洋のブルーリボン」では、『ブルーリボン』の書かれざる規則やヘールズ杯に関する記述も非常に興味深い。
この本はオリジナルのドイツ語版とK.トーマスの英訳したものを読み比べているところである。

「世界の客船シリーズ」で「ブレーメン」、「オイローパ」は第3集(1924-1935年)に載っているが、こちらは写真付きの要目集なので英語版しか持っていない。
1976年に出版された英語版のカバーは「ノルマンディ」の油絵であったが、このほど入手した1984年の再版ではワルター・ツェーデンの描いた竣工状態の「オイローパ」である(見出し参照)。

本文中、両船の写真は鮮明なものがあわせて10葉(含リベルテ)掲載されている。


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