2009年03月25日
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飛行船四方山話(137): エッケナー博士が初めて指揮した飛行船
エッケナー博士は広報担当役員であったが、飛行船の指揮をとることになった・・。
[区分] 歴史・人物
[難易度]中級
[問題]
エッケナー博士は後に「現代のコロンブス」と呼ばれるほどの飛行船乗りになりましたが、博士が初めて指揮した飛行船はどれでしょうか?
1. LZ8:ドイチュラント(Ⅱ)
2. LZ10:シュヴァーベン
3. LZ11:ヴィクトリア・ルイゼ
4. LZ13:ハンザ
[答] 1
[解説]
エッケナー博士は広報担当役員としてツェッペリン飛行船製造社に務めていました。建造する飛行船が増えるにつれて、すべて伯爵が指揮をとるわけに行かなくなり、設計主任のルートヴィヒ・デューアまで指令をやらせたのですが、彼は設計に専念することになりDELAGの経営者であったコルスマンがエッケナー博士にやってみないかと声を掛けたのです。
博士が飛行船運航技能試験に合格したのは1911年2月のことであったと言われています。
そして「LZ7:ドイチュラント」の代船として建造された「LZ8(同じくドイチュラントと命名されました)」の初飛行(1911年3月30日)から指令として乗船しました。
しかし5月16日にデュッセルドルフの格納庫に擱座しています。
その後「LZ10:シュヴァーベン」、「LZ120:ボーデンゼー」、「LZ126:ZRⅢ」、「LZ127:グラーフ・ツェッペリン」、「LZ129:ヒンデンブルク」、「LZ130:グラーフ・ツェッペリン(Ⅱ)」などDELAG,DZRの主要な飛行船の初代指令を務めています。
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