2009年03月21日
*** 当ブログは2014年5月末に引っ越しました…新しい「紺碧の海」はこちらです ***
飛行船四方山話(133): 初めてドイツ国外に運航された飛行船
ツェッペリン飛行船は早くから国外運航を目指していた・・。
[区分] 運航・国外
[難易度]中級
[問題]
ツェッペリン飛行船は世界周航や南米定期便で有名ですが、最初にドイツ国外に旅客を乗せて運航された飛行船はどれでしょうか?
1. LZ8:ドイッチュラント(2代目)
2. LZ10:シュヴァーベン
3. LZ11:ヴィクトリア・ルイゼ
4. LZ13:ハンザ
[答] 4
[解説」
ツェッペリン飛行船開発の初期には、試験飛行でボーデン湖に接しているスイスやオーストリア上空を飛行したものもありましたが、旅客を乗せて国外に飛行したのは「LZ13:ハンザ」が初めてでした。
1912年9月19日の早朝、3時55分にハンブルクを離陸して、7時15分にデンマーク国境のロラン島上空、その後ゲサー、マリボなどの上空を行き、10時20分にコペンハーゲンに着陸し、そこで乗客はドイツの家族に絵はがきを出したと言われています。11時55分にコペンハーゲンを離陸し、スェーデンのマルメ上空を飛行し、15時30分にリューベックに戻り、16時40分にハンブルクに着陸しています。
同船は2年間DELAGで運航され、399回の飛行で6217人の乗客を乗せ、44437kmを飛行したのち、陸軍に移管され、偵察などに用いられたあと練習船となりました。
"飛行船四方山話(133): 初めてドイツ国外に運航された飛行船"へのコメントはまだありません。