2009年03月04日

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飛行船四方山話(119): ヒンデンブルクの配膳室

ダイニングはAデッキに、厨房はBデッキにあった・・。

[区分] 設備・公室
[難易度]初級

[問題]
「LZ129:ヒンデンブルク」のダイニングルームはAデッキにあり、厨房はBデッキにありました。
料理はどのようにダイニングまで運ばれたのでしょうか?

 1. ウェイターが階段を使って往復した
 2. 厨房から配膳室にリフトで上げられた
 3. 常時回転しているコンベアに料理や皿を載せて運んだ
 4. カフェテリア形式で乗客が料理を取りに行っていた

LZ129Adeck1.jpg

[答] 2

[解説]
「LZ129:ヒンデンブルク」ではリング173からリング188までの15メートルの区間が乗客用スペースに充てられていました。
Aデッキの中心線寄りにツインキャビンが25室設けられ、その左舷側が広いダイニングルームになっており、その外側は展望窓に面したプロムナードになっていました。
右舷側はラウンジで、船首側がライティングルームになっています。

Bデッキの右舷側にはトイレット、バーがあり一番船首寄りに喫煙室がありました。
左舷側船尾寄りにシャワールームがあり、そこから前に乗組員(部員)食堂、厨房、その船首側が士官食堂になっていました。
従って、厨房から配膳室までは料理を届けるリフトが設けられていました。

乗客用ツインキャビンは右舷外側船尾側から1号〜7号室、内側は船首側から8〜13号室、左舷内側は船尾側から14〜19号室、外側は船首側から20〜25号室となっていました。
そして配膳室は22号室と23号室の間のキャビンと同じスペースに設けられ、そこに料理用リフトが設けられており、出来上がった料理やテーブルから下げた皿を上下していました。

それが、左右対称に乗客用キャビンを設けていたのに部屋数は奇数(25室)だった理由です。


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