2009年03月03日

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飛行船四方山話(118): 船医が乗っていたか

LZ127Washington.jpg

「LZ127」、「LZ129」には船医が乗っていたか・・。

[区分] 運航・乗組員
[難易度]上級

[問題]
「LZ127:グラーフ・ツェッペリン」や「LZ129:ヒンデンブルク」には船医が乗務していたでしょうか?

 1. 乗船していなかった
 2. グラーフ・ツェッペリンには乗船していた
 3. ヒンデンブルクには乗船していた
 4. いずれにも乗船していた

[答] 3

[解説]
「LZ129:ヒンデンブルク」がレークハーストで事故に遭ったときの乗船者名簿があり、そこには乗員、乗客の名簿が載っています。レーマン船長とヴィッテマン船長は乗客扱いでしたが、彼らを含めて乗務員60名、乗客36名のうち乗客13名、乗務員22名が犠牲になりました。
その名簿のなかに、「船医(医学博士):クルト・リュディガーの名前が挙がっています。同船には診療室などのスペースはありませんが客船に準じて船医を乗務させていたものと思われます。
「LZ127:グラーフ・ツェッペリン」が世界周航をしたときにはスペイン国王の主治医ヘロニモ・メヒアス博士が乗っていましたが、博士はスペイン代表として乗船しており、ディナーでは、ハースト新聞特派員のドラモンド・ヘイ女史、極地探検家のウィルキンス氏、米海軍のローゼンダール司令、億万長者の遺産を相続したリーズ氏とともにエッケナー博士のテーブルに着席していました。


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