2009年03月01日
*** 当ブログは2014年5月末に引っ越しました…新しい「紺碧の海」はこちらです ***
飛行船四方山話(116): 一番若い乗組員
史上最年少で世界一周した人物は・・。
[区分] 人物・乗組員
[難易度]中級
[問題]
「LZ127:グラーフ・ツェッペリン」が世界一周飛行をしたときの最年少の乗組員は誰だったでしょうか?
1. クヌート・エッケナー(特任、エッケナー博士の子息)
2. L.フロイント(通信士)
3. W.フィッシャー(操機手)
4. エルンスト・フィッシュバッハ(スチュワード見習い)
[答] 4
[解説]
「グラーフ・ツェッペリン」は乗客定員が20名でしたが、世界一周飛行ではロサンゼルスからレークハーストまでの区間以外は満室でした。
しかし、ラウンジ兼用のダイニングは広く取れず、全員が揃って着席するのは窮屈だったと思います。
電熱器とオーブンしかない厨房も狭く、コックのオットー・マンツが一人で頑張っていました。
ダイニングでのサービスを担当するのは、「LZ10:シュヴァーベン」以来乗務しているヘッドウェイターのハインリヒ・クービスとボーイのエルンスト・フィッシュバッハの2名でした。
エルンストは当時14歳であったと言われています。
写真はタバコカード・アルバムから転載したものですが、左にコックのマンツ、中央手前にエルンストがおり、その後にクービスが見えます。
"飛行船四方山話(116): 一番若い乗組員"へのコメントはまだありません。