2009年02月14日
*** 当ブログは2014年5月末に引っ越しました…新しい「紺碧の海」はこちらです ***
飛行船四方山話(101): R100、R101の乗客入り口
カーディントンのハイマスト
[区分] 基本設計・乗船口
[難易度]中級
[問題]
イギリスの大型旅客用飛行船には50名(R101)から100名(R100)の乗客を収容する居住区が備えられてました。
乗客はどこから飛行船に乗り込んだのでしょうか?
1. LZ127のようにゴンドラの右舷側の入り口から
2. 英国では自動車もドイツとハンドル位置が違うように入り口は左舷側
3. LZ129のように船体下部から降下する乗船用ステップから
4. 船体前端に渡された踏み板を使ってハイマスト頂部から
[答] 4
[解説]
ドイツでは基本的に格納庫の中でステップにより乗船していました。
アメリカでは主にスタブマストに繋留して、ドイツと同様に地上から乗り込んでいました。
しかし、イギリスではカーディントンやセント・ヒューバートにハイマストを建てて飛行船を繋留していたので、塔の頂部から渡り板で乗り込んでいました。
巨大な船内を50m以上も歩いて居住区にたどり着くのは仕方ないにしても、地表から数十m上の渡り板は高所恐怖症のひとには怖かったと思います。
"飛行船四方山話(101): R100、R101の乗客入り口"へのコメントはまだありません。