2009年02月01日
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飛行船四方山話(88): ドイツ以外の硬式飛行船(3)
イギリスの硬式飛行船(その2)
[区分] 一般・歴史
[難易度]中級
[問題]
「メイフライ」で飛翔するところまで行かなかったヴィッカースは再度挑戦しました。
1916年11月27日にイギリスで初めて飛行した飛行船は次のうち、どれでしょうか?
1. No.2
2. No.7
3. No.8
4. No.9
[答] 4
[解説]
イギリスは、ツェッペリンやシュッテ・ランツの飛行船をしっかり研究しました。
第一次大戦で英本土を空襲して撃墜されたドイツの飛行船を調査して、その設計要領を会得し、ヴィッカース社の造船所のあるバーロー・イン・ファーネスのワルネー島で飛行船「No.9」を建造したのです。
主構造部材はジュラルミン製で、長さ約162m、平行部直径16mあまり、ガス嚢数は17でした。
飛行目的は主に訓練飛行で、1918年6月28日の最後の飛行まで総飛行時間は198時間18分といわれており、その月に解体されました。
しかし、ヴィッカースはこれで経験を積み実績を作って、自信をつけました。
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