2009年01月31日
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飛行船四方山話(87): ドイツ以外の硬式飛行船(2)
イギリスの硬式飛行船(その1)
[区分] 一般・歴史
[難易度]中級
[問題]
フランスの「スピース」より前に、イギリスでも硬式飛行船を建造していました。
その飛行船には固有名詞が付けられましたが、次のうちのどれでしょうか?
1. ドラゴンフライ
2. ファイアフライ
3. メイフライ
4. マストフライ
[答] 3
[解説]
イギリスではドイツのツェッペリン飛行船を参考に、1911年にヴィッカース社となるバーロー・イン・ファーネスでロバートソン氏の設計になる硬式飛行船を建造し、完成しています。
この飛行船は「メイフライ」と命名されています。
長さ約156m、最大直径14.6m、ガス容量18800立方mでV型8気筒160馬力のエンジン2基が搭載されていました。
1911年5月22日に格納庫から引き出されたのですが、飛行はしていません。
その後改造され、同年9月24日に強風のため格納庫の外で破損して解体されました。
「飛ぶかもしれない」という意味の、あまりに謙虚な(というか自信のなさそうな)船名のせいかもしれません。
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