2009年01月30日

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飛行船四方山話(86): ドイツ以外の硬式飛行船(1)

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第一次大戦前からヨーロッパ各国で硬式飛行船が開発されていた・・。

[区分] 一般・歴史
[難易度]中級

[問題]
ツェッペリンやシュッテ・ランツなどドイツの飛行船に刺激されて、第一次大戦前からドイツ以外のヨーロッパでも硬式飛行船が建造されていました。
フランスではジョゼフ・スピースの設計した「13型」が1913年に飛行しています。この飛行船のメーカーはどこでしょうか?

 1. ファルマン
 2. ルノー
 3. プジョー
 4. ゾディアック

[答] 4

[解説]
フランスで建造された唯一の飛行船は、極地用・軍用などゴムボートメーカーのゾディアックが、パリ、サンシールで建造しています。
設計したのはジョセフ・スピースです。
長さ113m、直径1.5mの船体は木製で、一部にアルミニュームが使われていました。
「13型」と言い、最初はエンジン1基でしたがのちに船体を140mに延長してエンジンを2基に増設しています。
1909年の9月に設計を始め、1913年4月に初飛行しています。
4月13日、17日、30日の3説があります。
改造後の初飛行は同年12月でしたが、これも9日説と11日であったとする説があります。
1914年8月までに数回飛行したようですが、その年末に解体されています。

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