2009年01月25日

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飛行船四方山話(81): グラーフ・ツェッペリンの訪問地(7)

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ドイツ国内各地・・。

[区分] 運航・訪問地
[難易度]中級

[問題]
「グラーフ・ツェッペリン」はドイツ各地を飛行していますが、着陸した地点は何ヶ所になるでしょうか?

 1. 18ヶ所
 2. 22ヶ所
 3. 26ヶ所
 4. 30ヶ所以上


[答] 4

[解説]
「グラーフ・ツェッペリン」が着陸した地点は30ヶ所を優に上まわります。
ツェッペリン伯爵が、エヒターディンゲンの事故で全国から集まった基金でツェッペリン飛行船製造社が設立されましたが飛行船を発注してくれるところはなく事業展開の見通しもありませんでした。
伯爵がアルミニューム製造所を経営していたカール・ベルクの娘婿アルフレッド・コルスマンを経営者として招聘したのですが、彼が運航会社DELAGを設立しました。
彼は国内各都市に出資を募って株主になって貰い、各地で遊覧飛行を行うことを計画したのです。
主要都市の市長を説得して各地に飛行船格納庫を建設させ、DELAGがツェッペリン飛行船製造社に発注した飛行船で遊覧飛行を行うというキャンペーンのために、エッケナー博士を広報担当役員にしたのです。
バーデン・オース、フランクフルト・アム・マイン、デュッセルドルフ、ハンブルク、ゴータ、ベルリンのヨハニスタールなどに格納庫が続々と建設され、遊覧飛行は業績をのばし、それによって飛行船の建造も、乗務員の養成も順調に伸びてツェッペリン・コンツェルンの基礎が築かれました。
100隻以上建造された陸海軍の飛行船搭乗員もDELAGで養成されています。

従って、ベルリン、ボン、ドルトムント、ハノーファー、カールスルーヘ、ケルン、ライプチヒ、マグデブルク、マンハイム、ミュンヘン、ミュンスター、ニュルンベルク、ザールブリュッケン、シュトットガルトなど主要な都市には飛行船発着場もありました。

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