2009年01月19日
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飛行船四方山話(75): グラーフ・ツェッペリンの訪問地(1)
着陸したのは15ヵ国、60個所に及んだ・・。
[区分] 運航・発着場
[難易度]初級
[問題]
「LZ127:グラーフ・ツェッペリン」は世界各国を訪問しています。アメリカ合衆国ではニュージャージー州レークハーストを活動の拠点にしていましたが、それ以外にも着陸しています。
次のうちで、「グラーフ・ツェッペリン」が着陸していないのは何処でしょうか?
1. アクロン(オハイオ)
2. シカゴ(イリノイ)
3. サンフランシスコ(カリフォルニア)
4. ロサンゼルス(カリフォルニア)
[答] 3
[解説]
「グラーフ・ツェッペリン」は1929年の世界周航のときに、8月23日午後3時に霞ヶ浦を飛び立って大西洋を渡り、日付変更線を越えて8月25日の午後サンフランシスコ上空に到達しました。
しかし、ここには繋留設備がないので夜間南下して26日にロサンゼルスに着陸しました。従ってサンフランシスコには着陸していません。
オハイオ州アクロンにはグッドイヤー・ツェッペリンの飛行船工場があり、フリードリッヒスハーフェンから派遣されたカール・アルンシュタイン博士とその12人の弟子と呼ばれる技術者が活躍していました。
ここにはフリードリッヒスハーフェン、リオ・デ・ジャネイロ、北米と結ぶいわゆる三角飛行で着陸しています。
シカゴには1933年の万国博覧会に招待されて訪問しています。
同年10月に同地を訪れたときに、垂直尾翼左舷側に描かれたナチの鉤十字が外側に来るようにシカゴ上空を時計回りに旋回したと言われています。
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