(旧)紺碧の海

［答］　２

［解説］
ツェッペリン伯爵はフリードリッヒスハーフェンの町外れのマンツェルで「ＬＺ１」から「ＬＺ６」までを建造しましたが、フリードリッヒスハーフェンの長老の勧誘により１９０９年に町の北部に新しく２隻同時に収容できる長さ１７６ｍ、幅４６ｍ、高さ２５ｍの格納庫を建造しました。１９１４年には長さ１９２ｍ、幅３２ｍ、高さ２８ｍの第２格納庫、１９１６年には長さ２３５ｍ、幅４９ｍ、高さ３５ｍの格納庫を建設し、始めに建設した組立工場はのちにリングを組み立てるために使われています。
「ＬＺ１２７：グラーフ･ツェッペリン」は１９１６年に建造された第２格納庫で建造されました。
この工場で建造された飛行船は「ＬＺ７」、「ＬＺ８」、「ＬＺ９」、「ＬＺ１０」、「ＬＺ１１」、「ＬＺ１２」、「ＬＺ１３」、「ＬＺ１４」、「ＬＺ１５」、「ＬＺ１６」、「ＬＺ１７」、「ＬＺ１８」、「ＬＺ１９」、「ＬＺ２０」、「ＬＺ２１」、「ＬＺ２２」、「ＬＺ２３」、「ＬＺ２４」、「ＬＺ２５」、「ＬＺ２７」、「ＬＺ２８」、「ＬＺ２９」、「ＬＺ３１」、「ＬＺ３２」、「ＬＺ３３」、「ＬＺ３５」、「ＬＺ３６」、「ＬＺ３８」、「ＬＺ３９」、「ＬＺ４０」、「ＬＺ４３」、「ＬＺ４５」、「ＬＺ４７」、「ＬＺ５０」、「ＬＺ５３」、「ＬＺ５４」、「ＬＺ５９」、「ＬＺ６２」、「ＬＺ７４」、「ＬＺ７６」、「ＬＺ８０」、「ＬＺ８２」、「ＬＺ８６」、「ＬＺ８８」、「ＬＺ９１」、「ＬＺ９２」、「ＬＺ９４」、「ＬＺ９５」、「ＬＺ９７」、「ＬＺ１００」、「ＬＺ１０２」、「ＬＺ１０５」、「ＬＺ１０６」、「ＬＺ１１０」、「ＬＺ１１２」、「ＬＺ１１３」、「ＬＺ１２０」、「ＬＺ１２１」、「ＬＺ１２６」、「ＬＺ１２７」、「ＬＺ１２９」、「ＬＺ１３０」の６２隻です。

写真で見るように当時は町外れでしたが、今は町域になっています。

フリードリッヒスハーフェンで建造された飛行船を何度も数えたのですが、上記の通り６２隻でした。実は相当に信憑性が高いと思っているフォン・シラー船長著書の付録に６１隻とあったのです。全部数え直してみると総数１１９隻なので６２隻としたものです。
このような分類の場合は良いのですが、試作船・陸軍船・海軍船・ＤＥＬＡＧ／ＤＺＲ船・賠償船などの分類では、ＤＥＬＡＧから陸軍に移ったのもや陸軍から海軍に移籍したもの、それに海軍船が賠償船になったものなどあって合計が１１９隻にならない場合もあります。