2009年01月13日
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飛行船四方山話(69): ツェッペリン飛行船の建造所(1)
飛行船を建造できるツェッペリン格納庫は6個所あった・・。
[区分] 設備・格納庫
[級] 中級
[問題]
ツェッペリン飛行船のために多くの格納庫が建造されました。
その中には維持・運航のための格納庫も、修理のための格納庫もありましたが新造用に使われたものもあります。
ツェッペリン発祥の地、マンツェルで建造された飛行船は何隻だったでしょうか?
1. 3隻
2. 4隻
3. 5隻
4. 6隻
[答] 4
[解説]
マンツェルで建造された飛行船は6隻です。
「LZ1」は最初の水上格納庫で建設されましたが、その飛行船も格納庫も解体されて試験飛行のために設立された会社は解散されました。
従って「LZ2」を建造するときに水上格納庫を再建しています。
「LZ3」も同じ水上格納庫で建造されました。
その成功が認められてドイツ政府から資金が提供され、帝国格納庫(ライヒスハレ)と呼ばれる格納庫が作られて「LZ4」はそこで建造されました。
この格納庫は水上格納庫であったとする説もありますが、私は湖岸に建てられた陸上格納庫であったと思っています。
「LZ5」もそこで建造されましたが、「LZ6」はマンツェルで建造されたと記述している書籍もありますが、ツェッペリン飛行船が有名になってフリードリッヒスハーフェンの長老が町なかに工場を誘致し、そこで建造されたとする説もあります。
私はハンス・フォン・シラーの著書に記載されているマンツェル説をとって「マンツェルで建造されたのは6隻」としました。
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