2009年01月08日

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飛行船四方山話(64): グラーフ・ツェッペリンの運航実績(4)

LZ127PC007.jpg

「グラーフ・ツェッペリン」の偉業・・。

[区分] 運航・実績
[級]  初級

[問題]
「LZ127:グラーフ・ツェッペリン」は1928年9月18日の初飛行から1937年6月18日のフランクフルトへの移送までに多くの飛行を行い、その間1人の死者も出して居ません。
離陸から着陸までを飛行と言うことにすると何回の飛行を達成したでしょうか?

 1. 63回
 2. 103回
 3. 218回
 4. 590回

[答] 4

[解説]
「グラーフ・ツェッペリン」は9年間近いその生涯に、590回の飛行を行い、144回も大洋を横断しています。
その内訳は
 2回の北米航行で4回の飛行を行い、大西洋を4回横断しました。
63回の南米航行で248回の飛行を行い、大西洋を126回横断しています。
 2回の三角飛行(欧・南米・北米)で16回の飛行、大西洋を4回横断しました。
世界一周飛行では4回の飛行を行い、太平洋と大西洋を横断しています。
 4回の南米とアフリカの郵便支援飛行では8回の飛行で大西洋を8回横断しました。
それ以外に北極探検航行と北欧飛行も行い、上記以外の飛行回数は310回です。

総飛行時間は17177時間48分、総飛行距離は169万kmを越え、載せた航空貨物は30442.5kg、郵便物は39219.1kg、乗客数は13110人になります。

ちなみに、63回は「LZ129:ヒンデンブルク」、103回は「LZ120:ボーデンゼー」、218回は「LZ10:シュヴァーベン」の飛行回数です。

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上掲絵はがきの「グラーフ・ツェッペリン」の真下にフリードリッヒスハーフェンのランドマークであるシュロス・キルヒェが、右下にクアガルテンホテルが見えます

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