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飛行船四方山話（２４）：エッケナー博士が会見した３人の合衆国大統領

• bremen
• 14:58
• カテゴリー:飛行船四方山話

今回はエッケナー博士が会見した人物から・・・。

［区分］　人物・エッケナー博士
［級］　　初級

［問題］
エッケナー博士はワイマール共和国初代大統領エーベルトや、ヒットラーなどのドイツ国内の要人のほか、世界の著名人と会っています。
合衆国の３人の現役大統領とも会見していますが、次のうちエッケナー博士が会っていない大統領は誰でしょうか？

　１．２９代：ウォレン・ハーディング大統領
　２．３０代：カルビン・クーリッジ大統領
　３．３１代：ハーバート・フーバー大統領
　４．３２代：フランクリン・ルーズベルト大統領

［答］　１

［解説］
１９２４年に第一次世界大戦の戦時賠償として建造した「ＬＺ１２６：ＺＲⅢ（のちのロサンゼルス）」を回航したときに、エッケナー博士はホワイトハウスに招かれてジョン・カルビン・クーリッジ大統領と挨拶をしています。
１９２８年に「ＬＺ１２７：グラーフ･ツェッペリン」を指揮して最初にアメリカを訪問したときも、翌年世界周航のときも会見したのはハーバート・クラーク・フーバー大統領でした。フーバー大統領がエッケナー博士を「現代のコロンブス」と言って讃えたことは有名です。
フランクリン・ルーズベルト大統領とは当時建造中であった「ＬＺ１２９：ヒンデンブルク」にヘリウムの供給を打診したと言われています。
フランクリン・デラノ・ルーズベルトは日露戦争の講和会議ポーツマス会議を斡旋した２６代大統領セオドア・ルーズベルト大統領の従兄弟にあたります。
彼は１９４５年４月に脳卒中で倒れ、このため副大統領であったハリー・トルーマンが大統領に昇格したことはよく知られています。
また彼は大統領就任前にシュッテ・ランツ飛行船と旅客用飛行船「アトランティック」の商談にも絡んでいたと言われています。

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写真はホワイトハウスでクーリッジ大統領と記念写真を撮るエッケナー博士一行