2008年10月25日

*** 当ブログは2014年5月末に引っ越しました…新しい「紺碧の海」はこちらです ***

飛行船検定起案中

kentei.jpg

近ごろ、検定試験が流行っている。

船の文化検定は今年始まって、初年度は9月28日に初級の試験が行われた。
当初、試験会場は札幌、仙台、新潟、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇で実施すると発表されていたが、糸満、尾道、下関が追加されて13個所になった。
船舶の設計・開発、運航などの常識的な問題も含まれるが、「船の文化検定」と言うだけあって、教養的な知識を問う問題であった。

略称「ふね検」のガイドブックは8月に舵社から発行されたが、5月には河出書房新社から「航空検定」という本が発行されている。
実際にそういう試験があるわけではなくフリーライターが検定試験の形で蘊蓄を披露している本のようである。
航空とか船舶と言っても、その関連分野は広い。
この本も、いわゆる航空会社の運航するジェット旅客定期便に限定されている。
運航や航空管制、航空機の設計や開発、それにマニアの多い軍用機やヘリコプタなど、まして航空工学の理論やエンジン、航法計器などは含まれていない。

私も最近、硬式飛行船を中心とした「飛行船検定」の問題を作り始めている。
飛行船の基本原理、構造の概要、著名な飛行船の概略仕様や主要飛行、乗組員実務の概要、飛行中の船内の様子、主要メーカー、飛行船概史、運航に関わる業務、航空郵便、運んだ珍しい積荷など、分野別に区分し、3〜5段階程度の難易度をつけて問題を蓄積しているところである。

ある程度まとまったところで紹介する所存である。

ただ、現在運航されている硬式飛行船はないので、軟式あるいは準硬式飛行船についての問題も解説を交えて作る必要があると思っている。

Comment on "飛行船検定起案中"

"飛行船検定起案中"へのコメントはまだありません。