2008年10月05日
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イギリスの硬式飛行船R101、1930年にフランスで墜落
1930年10月4日、イギリスの航空廠で建造された大型飛行船「R101(G−FAAW)」がカーディントンを出発して、エジプトのイスマイリアに向かった。
出発して以来悪天候に悪天候に悩まされ、5日午前2時にフランス上空に到達したときは著しく高度を失っており、パリ北方80kmの丘陵地帯に突入し、炎上してしまった。
乗員・乗客56名中、後部エンジンゴンドラに乗っていた8人を除いて死亡した。
1929年に「LZ-127:グラーフ・ツェッペリン」が最初の中東飛行を行った際、イギリスが当時植民地であったエジプト上空飛行を認めなかったのは「R101」を同地を訪問する最初の飛行船にしたかったからであると言われている。
この事故で、イギリスは硬式飛行船の運航を断念し、カナダを往復した成功作「R100」も翌年解体してしまった。
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