(旧)紺碧の海

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新渡戸稲造の生誕日

• bremen
• 13:40
• カテゴリー:船橋当直日誌

新渡戸稲造は１８９２年９月１日に生まれた。

彼が英文で書いた「武士道」は英語の名著と言われ、セオドア・ルーズベルト、ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ、それにトーマス・エジソンも愛読していた。

この「武士道」は西洋の騎士道とは違う、日本の武士道を世界に紹介した名著とされている。
明治の教育者、新渡戸稲造がこの本を書いたのは、日本人の生き方、ものの考え方の基底であった武士道に代表される「信」､「義」､「仁」などの衰退を憂えてのことであった。
ちょうど、ドイツがナポレオン一世に占領されて自信もやる気もなくしていたときにフィヒテが「ドイツ国民に告ぐ」を書いた心境に通じるものがあるのであろう。

キリスト教が生き方、道徳の規範であると考える西洋人は日本の学校教育で宗教教育がなくてどうして道徳教育が出来るのか不思議がるという話が「武士道」の序文にも紹介されている。

日本人として日本の教育を受けた、台湾人として初めて台湾総裁になった李登輝も「武士道解題」という本を書いている。

人間の生き方を改めて考えてみようと思う。