2008年07月08日
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フェルディナンド・ツェッペリン伯爵の誕生日
1838年7月8日にボーデン湖畔最大の街コンスタンツで、硬式飛行船を開発したフェルディナンド・ツェッペリン伯爵は生まれた。
湖に面し本土とは掘割で隔てられ島となったこの地にドミニカ修道院が建てられたのは13世紀であったと言われている。
それを伯爵家が買い取って、当時は伯爵の母方の祖父母が木綿工場を営んでいた。
ホテルに改装したのは1875年のことで、回廊には今でも当時の立派な壁画が残っている。
この写真は昨年5月1日にフリードリッヒスハーフェンからツェッペリンNT「G-LZZF」に乗って空から訪問したときのものである。
ホテルの正面を出て、道路とDB(ドイツ鉄道)が併走しているところに飛行船の影が見える。
伯爵が生まれた部屋は3階建ての建物が一番湖岸近くまで突きだしたところの一階で、現在はホテルのメインバーになっている。
伯爵の額が掲げられた落ち着いたへやであった。
現在も、フリードリッヒスハーフェンのグラーフ・ツェッペリン・ハウスで伯爵の生誕記念日を祝うために関係者が集っているという。
現在の主催者はフェルディナンド伯爵の曾孫のコンスタンティン・フォン・ブランデンシュタイン=ツェッペリン氏であろうと思われる。
氏はシーボルト協会の会長も努めている。
日本に来て西洋医学を伝え、生物学・民俗学・地理学の分野で収集を行い多くの標本を持ち帰ったシーボルトの孫、アレクサンダーがツェッペリン伯爵の一人娘ヘラと結婚してツェッペリン家を継いだのである。
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