2008年07月31日
7月31日
1919年のこの日、ドイツ中部の街ヴァイマールで新しい憲法案が採択された。
主権在民、女性参政権、生存権を含む社会権、労働者の団体権や団体交渉権の保障など当時世界でもっとも民主的な憲法と言われた。
しかし、統治機構の面では議院内閣制のもとで直接選挙で選ばれた大統領に緊急命令権などの強大な権限を与えられており、13年後のこの日に行われたドイツ議会の選挙で国家社会主義ドイツ労働者党が第一党となり、ヒットラーの台頭を招き、1933年にヴァイマール共和制は事実上崩壊した。
ヴァイマール共和制になって初代大統領エーベルト、第2代ヒンデンブルクのあと、第3代大統領の有力候補にエッケナーが挙がっていたが結局ヒンデンブルクが立候補し、決選投票の結果再選はしたもののヒットラーを首相に指名したのである。
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この日は、大きな航空事故が幾つも起こっている。
1973年7月31日、バーモント州バーリントン発ボストン行きのデルタ航空機DC-9が着陸に失敗し、乗員乗客89名全員死亡。
1992年7月31日にはバンコク発カトマンズ行きタイ国際航空機エアバスA310が墜落し乗員乗客113名全員死亡。
同じ1992年7月31日に南京発アモイ行き中国通用航空機Yak-42が離陸直後に墜落し、乗員乗客126人中109名が死亡している。
著名人の航空事故では1937年11月16日にベルギーのオステンデ郊外でサベナ航空のJu-52が墜落して乗員乗客11人全員死亡しているが、このなかに旧ヘッセン=ダルムシュタット大公夫妻が含まれている。
また1942年1月16日にはクラーク・ゲーブルの妻で女優のキャロル・ロンバートがニューヨーク発ロサンゼルス行きのトランスワールド航空のDC-3で死亡している。
翌年6月1日にはイギリスの俳優レスリー・ハワードの乗ったリスボン発英国のホワイトチャーチ行きBOACのDC-3がドイツ空軍機に撃墜されているが、これは彼のマネージャーをチャーチル首相と誤認したためだと言われている。
1947年1月26日にはアムステルダム発ストックホルム行きのKLMオランダ航空のダグラスC-47で、現スウェーデン国王の父に当たるヴェステルボッテン公グスタフ=アドルフ王子が事故に巻き込まれた。
1949年10月27日のエールフランスのコンステレーションに乗り合わせた天才女流ヴァイオリニスト、ジネット・ヌヴーが亡くなり、1953年9月1日に同じエールフランスのやはりコンステレーションで世界的ヴァイオリニスト、ジャック・ティボーが名器ストラディバリウスとともにアルプスに激突して亡くなった。
1953年10月29日には天才ピアニスト、ウィリアム・カペルがBCPA(英連邦太平洋航空)のダグラスDC-6でサンフランシスコに着陸寸前に事故死している。
日本では1966年2月4日、3月4日、同5日に東京の近くで立て続けに大型ジェット旅客機が事故を起こし、320名以上の犠牲者を出している。
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