2008年05月24日
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モールス電信
1844年5月24日に、アメリカの画家サミュエル・モールスがワシントンD.C.とメリーランド州ボルチモアの間で電信実験に成功した。
彼は1832年に大西洋を横断中の船内の余興で銅線を巻き付けた鉄棒が電気を通すと磁石になり鉄片を引きつけるのを見て、これを延長して信号を送ることを考えたという。
電磁誘導の原理を知っていたジョセフ・ヘンリーは科学の発展のために個人の利益に固執すべきでないとその応用を許諾したという。
サミュエル・モールスは1791年生まれの画家であり発明家であった。
イギリス留学から帰国したあと、ナショナル・アカデミー・オブ・デザインを設立し初代所長になった。
なお、初期の電信機には単語と数値の対照表が用いられたが、共同研究者のアルフレッド・ヴェイルが文字の使用頻度を考慮してドットとダッシュを組み合わせて作ったのがモールス符号である。
広く使われるようになったために国際規格になったが通信衛星などが普及し、現在はモールス符号による通信は使用されなくなった。
公式通信業務には使われないがアマチュア無線、漁業無線、野戦通信などでは未だに使われている。
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