2008年05月16日

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ダム爆撃

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65年前の今日、歴戦のガイ・ギブソン中佐率いる英空軍の617航空隊が出撃しドイツの工業地帯であるルール地方のエーデルダム、メーネダム、ゾルペダム、リスターダムなどを特殊爆弾で爆撃した。

この作戦でエーデルダム、メーネダムを決壊させ、死者1249名、家畜の死亡6500頭以上、流出した橋梁25個所、操業不能に陥った工場125個所、一時的に耕作不能となった農地約3千ヘクタールという被害を与えた。

ボールベアリングなど機械の重要要素を叩くという戦略指向と、防潜網と対空砲火で防御されたダムをピンポイント爆撃するために投下時に回転を与えて水面をスキップする爆弾およびその水面上の高度と機速それに投下位置を正確に測定する照準器を開発し、技量に優れた搭乗員を集めてその作戦のための飛行中隊を編成するというジョンブル魂はさすがである。

この作戦の指揮官はガイ・ペンローズ・ギブソン中佐であるが、当時まだ24歳9ヶ月の若さであった。

彼はこの作戦の功績でヴィクトリア・クロス勲章を授与され、地上勤務を強く進められたが本人の希望で爆撃隊を指揮し続け、翌年オランダ上空で空中衝突により戦死した。
彼の墓はオランダにあるといわれている。

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1954年に、この作戦が映画化された。

そのとき、ギブソン隊長を演じたリチャード・トッドは好演であった。

彼は乗機である木造4発爆撃機アブロ・ランカスターの操縦桿やスロットル操作を時間をかけて習得し、離陸前のタキシングでも自分でスロットルを調整していたという。

リメークされているらしいが、リチャード・トッド版が好きで先程イギリスに発注した。
入荷が楽しみである。


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