2008年04月28日

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図書館

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今日も大学の図書館に行った。

司馬遼太郎の「春灯雑記」から「心と形」と「護貞氏の話」を読んだ。

思った以上に厚み、重みのあるエッセイである。

「心と形」は霊と肉体の話である。

人間は死んだらどうなるのかという根本的な思想について、キリスト教と仏教を対比している。

1990年に東北大学医学部同窓会総会の講演をもとに加筆したものである。

臓器移植のついての考え方の基底となるものを仏教は何も示していないというところから氏の疑問を提示したものである。

考えさせられる課題である。

「護貞氏の話」は第2次近衛内閣で内閣総理大臣秘書官を務めた細川護貞氏の話である。
肥後熊本藩主細川家の第17代当主である護貞氏は、高松宮が「もうこうなったら東條を殺すしかないな」との発言を受けて、殺害を決意したという話である。

結局、その数日後に東條内閣総辞職で終わったのであるが、その数行を書く前提に細川氏の人となりや東條の人物像について80頁を使っているのである。

蛇足ながら細川護貞氏は79代内閣総理大臣を務めた細川護熙氏の尊父である。

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このキャンパスは広々として良い。

特にこの中央図書館の周辺は実に良い。

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傍ではハナミズキが爽やかに咲いていた。


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