2007年12月14日
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義士祭
今日は12月14日、義士祭である。
毎年、年末にはTV各局で忠臣蔵など赤穂義士の番組が組まれる。
写真は赤穂城址である。
淺野家断絶のあとは永井家、森家の藩主の居城となった。
三の丸には新政府になったあと、大石神社が建てられた。
大石内蔵助良雄など47義士と萱野三平が祀られている。
忠義というのも、考えると難しいものである。
幕府でも何度か評定が行われ、淺野浪士達を預かった各藩でもその扱いには大きな差があったという。
忠義に限らず、恕にしても、仁にしても、教科書のような一般論で知っているだけではいざという時に迷ったり間違ったりする。
要は、人として生きてゆくためには自分なりの哲学を持っておかねば道を誤ることがある。
過去の出来事や人物の評価に関する人々の見解は決して確定するものではない。
救国の偉人と称えられていた人物の巨大な肖像が引き倒されて踏まれたり蹴られたりすることもあり、そうでなくてもいつの間にか教科書や公文書から抹殺されていたりする。
右、左によらず全体主義国家体制や発展途上の国や地域に多いように思う。
いつの世も自分なりの考え方でことに当たらねばならない。
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