2007年11月24日
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丁亥関門紀行(2) 下関グランドホテル
下関駅から時折霧雨の降る街を唐戸まで徒歩で行くことにした。
潮の香りのなかを関釜フェリー乗り場、水上警察署、水上消防署などを見ながら海辺を歩いた。
途中の関門夢タワーは階段で4階まで上がってみたが、フク料理レストランのあったところは無国籍風カフェテリアみたいになっていた。
タワーの展望台も、此処にあった海峡の見えるフク料理の店も良かったのだが最近はすっかり寂しくなっているようである。
水族館「海響館」まで来ると宿舎のグランドホテルはすぐそこである。
ここに来れば、やはり海側の部屋が良い。
ベランダに出て左を見ると唐戸市場・カモンワーフ、亀山八幡社の鳥居越しに関門橋が見える。
正面中央には門司のランドマーク、和布刈山が見える。
対岸は戦前、台湾航路・釜山航路の定期船が繋岸していた門司港である。
右を向くと埋立地の手前に大きく奇妙な形の建物が見える。
新しい水族館「海響館」である。
ずっと前には長府の方に水族館があったが下関の再開発で新しく建てられたものである。
背景は右から門司・小倉・戸畑などの5市が合併した北九州市の海岸が延びており、左側は下関の彦島が見える。
赤白のコンテナクレーンの向こうは三菱下関造船所である。
その手前の巌流島と呼ばれる島は大部分を下関造船所が所有しているが、武蔵と小次郎が決闘を行う前は舟島と言っていた。
巌流は佐々木小次郎の号である。
この埋立地もバブル崩壊の影響か、まだ更地が多い。
そして部屋の真下は下関と門司を結ぶ連絡船の桟橋である。
早朝から暗くなるまで市民の足となっている。
巌流島クルーズの発着場にもなっている。
チェックインしてしばらくベランダで海峡を往来する船を眺めたりして休息していた。
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