2007年10月26日
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世界の艦船 通巻683号
朝、雨が降っていたが昼前に上がった。
その間に、近くの書店に行ってきた。
今日は雑誌「世界の艦船」の発売日なのである。
先月からの続きである野間氏の「船と歩んで半世紀」は、面白いというより感銘を受けた。
野間 恒氏が九州急行フェリーの社長として、1991年に日本造船学会のシップオブザイヤーを受賞した「日産むさし丸」の建造を決断し遂行した経緯が述べられていた。
あの温厚な野間氏に、そのとき大変なご苦労があったことを知った。
もう一つ、今月のポイントは太平洋の女王といわれた日本郵船の「浅間丸」が昭和12年9月2日に香港で台風に遭遇し、イタリア客船「コンテ・ヴェルデ」に接触されて錨鎖を切断しジャンクベイに座礁したときの鮮明な空撮画像である。
離礁作業は日本サルヴェージが実施したが、搭載物を降ろし、海底を掘り下げ、海軍から借用した大型浮力タンクを用い、その上船底の主機関2基やウィンチ類も撤去して半年後にやっと離礁に成功したと言われている。
本船は建造された三菱長崎造船所に回航され、修理の結果1年後の昭和13年9月に桑港航路に復帰している。
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