2007年08月28日

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(飛行船:432) アルバム第2集(写真:第9回) 写真12 −不時着したLZ49−

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[12枚目:フランスに不時着したLZ-49]

ドイツと国境を接しているフランスには飛行船が不時着することが多かった。

これは不時着ではないが、大戦の始まる1年あまり前には陸軍のZⅣ(LZ-16)がリューネビルを訪問し、大きな記念メダルや絵はがきが発行されている。

開戦後ZⅦ(LZ-22)はフランスに出撃してロレーヌ(ドイツ側呼称ロートリンゲン)地域で不時着、ZⅧ(LZ-23)は不時着し船体はフランス軍に接収された。

LZ-49は1916年に対空砲火で撃墜されている。

手前に写っている馬車や人影に較べて飛行船の大きさが判る。

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[註1]米国第一号硬式飛行船「シェナンドア」
アメリカの国産第1号硬式飛行船ZR1:シェナンドアは無傷のまま強制着陸させた海軍の高々度飛行船L49(LZ-96)を調査し、これを参考に建造されたものである。
(紛らわしいがLZ-49ではない)
浮揚ガスにヘリウムを用いたため浮力の不足を来たし、試験飛行後船体を10m延長している。

[註2]第一部(第一次大戦)の終わりに
ツェッペリン飛行船製造に入社したクラウディウス・ドルニエが飛行艇を開発していたことは有名であるが、ツェッペリン伯爵は飛行船の後は飛行機の時代が来ると読んで陸上の大型機も開発を進めており、ベルリン郊外シュターケン工場などで双発爆撃機や超大型の4発を製造していたことはあまり知られていないようである。


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