2007年08月24日

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(飛行船:428) アルバム第2集(写真:第5回) 写真5 −撃墜されたL33−

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[5枚目:イギリスで撃墜されたL33の残骸]

海軍飛行船「L33(LZ76)」は1916年に建造され、主要目はガス容量55200立方m、長さ198m、直径23.9m、240馬力のエンジンを6基装備し、時速103km、搭載能力32.5t、上昇限度4000m、航続距離7400kmで、戦後日本に賠償として引き渡された陸軍の「LZ105(LZ75)」と同型である。

H.J.Nowarra 著 "Deutsche Luftschiffe" によると、1916年8月30日にロンドン爆撃に出撃し、対空砲火で損傷を受け不時着している。

投影面積は大きく浮揚ガスには可燃性の水素ガスを使用しているので、弾に当たればあっけなかった。

1916年になると燐を使った焼夷弾が使われるようになり、ドイツ陸軍は飛行船の使用を諦めたが、海軍は終戦まで飛行船による攻撃を続け、50隻以上を失っている。

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