2007年08月23日
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(飛行船:427) 「エッケナーという名のドイツ人」
ツェッペリン伯爵、エッケナー博士、それにツェッペリン飛行船の研究家として著名なロルフ・イタリアンダーの著書「エッケナーという名のドイツ人」が今日手許に届いた。
この春に訪独した際、メーアスブルクにあるウーバン氏のツェッペリンミュージアムにあるのを見つけ、求めようとしたのであるが展示品であると譲って貰えなかった書籍である。
560頁あまりのハードカバーで、内容は3部に分かれていて、第一部がドイツ帝国の終焉、第二部がヴァイマール共和国と第3帝国、第三部が第二次世界大戦までである。
1981年、コンスタンツで発行されており、貴重な写真や挿絵が含まれているが、「LZ-127:グラーフ・ツェッペリン」の大きさを示すためにルンプラー複葉機、ユンカース Ju 52 からフォッカー・フレンドシップ、ロッキード・コンステレーション、ボーイング707,同747ジャンボジェットと較べてあるスケッチは面白い。
写真も、ワイマール共和国初代大統領エーベルトやヒンデンブルクと写ったものや、3代にわたる合衆国大統領と会見の写真など興味深いものがある。
カバーの後には最初の大西洋横断で水平尾翼を破損した「グラーフ・ツェッペリン」を描いた絵が載っており、表紙にはエッケナー博士の似顔絵の線画が押されている。
これから時間を掛けてゆっくり楽しもうと思っている。
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